基礎の寿命は30年ほど
家全体が歪み、外壁にひび割れが生じ、建物が傾いてくる原因となるのは、基礎のひび割れを放置しているからです。最悪の場合、地震などで倒壊する可能性もあります。
このような状況を避けるためには、「床下の内部環境」が最も重要です。土壌には基礎が劣化しやすい微生物が多く存在し、近くに川や茂った木々があると湿度が高くなります。そのような環境では、床下の木材にカビが発生したり、コンクリートの鉄筋が錆びて強度が低下し、爆裂現象が起こることがあります。
外側の基礎は目視できるため、問題に気づくことがありますが、床下の内部は目で見えにくいため、劣化が進んでいるケースも多く見られます。大切なのは、「床下の内部環境」を意識することです。


1981年前に建てられた家には鉄筋が入ってない基礎も
基礎コンクリートには大きく分けて2タイプあります。鉄筋が入っている家と、入っていない家です
特に留意すべきは1981年以前に建てられた家です。
1981年以前の家では、基礎コンクリートに鉄筋を入れることが義務付けられていなかったため、基礎の強度が現行基準より著しく不足している可能性があります。
また、布基礎と呼ばれ、建物の重みを点で支える部分に強度が必要とされるため、古い家は注意が必要です。
基礎の状態を調査しクラックを放置しない
地震や土地の沈下などの外部からの強い力によってひび割れが発生する場合や、時間の経過や環境によってひび割れが生じる場合など、原因はさまざまです。
基礎のひび割れを無視すると、ひび割れが徐々に広がり、外壁にもひび割れが伝わり、建物が傾いてしまう可能性があります。
基礎補強による適切な処置は、コンクリートの寿命を延ばすだけでなく、耐久性を向上させ、地震に対する対策も可能にし、家の寿命を延ばすことができます。